四万十栗への思い
高知県西部の中山間地、四万十町の大正・十和地区は昔から栗の産業でにぎわっておりました。最盛期には年間約800トンもの生産がありました。
四万十栗の特徴としましては、通常の栗より一回り大きなサイズで、且つ糖度が20度近くもあり甘さに定評があります。栗園の広がる山の斜面に濃い朝霧が立ち、昼夜の寒暖差が大きいことが、良い栗が育つ要因になっています。
この四万十の栗が後継者不足・農家の減数に伴い産業として廃れていました。このような現状を憂い、山・人・地域を蘇らし、活性化するために「しまんと第一次産業株式会社」は設立されました。
栗の収穫には5年の月日が必要ですが、県外から先進栽培技術を導入し、除草作業・新植・剪定といった作業を繰り返し、ようやく収穫が近付いてまいりました。
四万十町大正・十和地区を活性化し、未来を豊かにする為に四万十栗をブランドとして確立したい。大きな夢を持って、歩んでおります。
年間スケジュール
8月下旬頃、実を落とし収穫が始まり、栗園は実が落ちる前に除草作業を済ませて栗拾い、栗の選別、水洗いをします。
9月に入ると栗拾いも本番になり、10月中旬頃まで続きます。
また収穫した栗は不良品を除く選別作業に入ります。
4月 | 堆肥散布 |
5月 | 接ぎ木 |
6月 | 除草作業 |
7月 | 除草作業、ミネラル散布 |
8月 | 除草作業、収穫 |
9月 | 収穫 |
10月 | 収穫、栗園整備 |
11月 | 堆肥散布 |
12月 | 堆肥散布、剪定 |
1月 | 剪定 |
2月 | 剪定 |
3月 | 剪定、新植/補植 |